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刀剣の手入れの仕方

刀剣のすべて

刀剣のすべて 刀剣は、西洋問わずありますが、その中でも日本の刀剣である日本刀には、機能を追求し、無駄を省いた姿や形に対して美を感じる人が少なくありません。
日本刀には、反りがあり、片方でした切ることができないようになっている片刃です。
サイズによって、太刀や打刀、脇差、短刀などと細かく分類されます。現存するすべてが美術館などに所蔵されているとは限らず、個人所有のものもあります。
日本刀の場合は、姿や形だけでなく、地がねの肌や刃文に対して美を見出す人もいます。
刃文の文様は、政策時代や刀工の系統、特色などを反映しやすいため、いろいろな年代の物や刀工の物を見比べてみると新たな発見などがあり、それを楽しむ身している人もいます。
日本刀は、武器のひとつではありますが、信仰の対象や権威の対象となってきたものもあります。
千年を超えて大切に保存されてきたものもあり、いまなお作られたときの姿を伝えることができる世界に類を見ない文化財ともいえます。

刀剣の手入れの仕方

刀剣の手入れの仕方 最近は、若い人の中にも日本刀に興味を持つ人が増えています。日本刀を購入した場合、手入れが必要となります。
刀剣の手入れの仕方は、慣れてしまえば簡単です。
まず、刀を横にして下に置きます。そして、目釘を抜いて、柄をはずします。
刀を鞘から抜き、柄をはずしますが、初めに力を入れて手首を打つと、茎が短い短刀は、飛び出すことがあるので危険です。ですから、最初に軽く打つことで茎と柄の締まり具合を試し、力を加減して自然に抜けたら、右手で茎をつかみ、柄を抜き取ります。
拭いは、拭い紙を2枚用意しておきます。2枚のうち1枚でよく払い、汚れや古い油を取ります。
拭い紙を棟の方からあてて、刀剣の刃先を人差し指と親指で軽く押さえるようにして、力を入れずに静かにぬぐいます。油が取れない場合は、ガーゼに無水アルコールかベンジンを付けてぬぐいます。
次に、ムラがないように平らに叩いて、表と裏に打ち粉をかけます。そして、もう1枚の拭い紙で拭い、ぬぐい終えたら錆が出ていないか、故障などないか確かめます。
それから、新しい油を付け、刀を鞘に入れます。